記念すべきタテシナソン第一回目の課題提供事業者は「牛乳専科もうもう」さんでした。白樺湖へ向かう途中にあるもうもうさんは、ロケーションが非常に素敵な場所で、そしてそこで提供されるソフトクリームや牛乳は絶品です。
ビジネスの課題
避暑地であり冬場は積雪も多いことから夏以外の季節の売上は大幅に落ちてしまうというのが現状。閑散期(冬季)の売上、リソースとオペレーションが課題だったもうもうさんは冬季メニューの商品やサービス開発を限られたリソースの中で考え、通年営業したいという想いでした。
学生のアイデア
学生が目をつけたのはまずは「ロケーション」。地元にすむ私たちには山々は見慣れた景色。しかしそれは見慣れない方にとっては「絶景」に変わります。そこで今回でたアイデアは当たり前な自然の魅力に気づく事ができるというコンセプトのもと、温かい商品の開発や周辺の環境を生かすという内容でした。
事業化支援
今回のタテシナソンで生まれたアイデアを事業化へ繋げるプロ人材として、白樺湖での屋外イベント「湖畔の時間」などのイベントのプロデュースなども行っている「quod」さんに担当して頂きました。
事業化へ向けて進めた内容としてはもうもうさんの敷地内に「ホッと小休憩」エリアを作りました。椅子やテントを設置し、冬場に提供する「焼きりんごソフトクリーム」と「ミルクシーフードヌードル」の試食体験を実施。
テストマーケティング自体は好評だったものの、中野さん一人でのオペレーションは難しいという課題も。アイデアだけで終わらせないのがタテシナソン。良いアイデアが必ずしも事業所にとって良いアイデアになるとは限らない。それこそがビジネスの難しいところであって面白いところでもあり、タテシナソンの魅力でもあると思います。