タテシナソンレポート 学生編④今西くん

タテシナソンにスタッフとして協力してくれている学生さんで、過去タテシナソンに参加したことがある”4人”に、「タテシナソンってどんなイメージだったか」「タテシナソンに参加してどうだったか」といったテーマでコラムを書いてもらう本企画の第3弾です。

山内さんと同じく、前回スタッフ参加でしたが、急遽の欠員で第3回タテシナソンへ参加することになった今西くんです。「何もわからず参加した」というタテシナソンで、得たものとは何だったのでしょうか。

今西健太 (いまにし けんた)

長野大学 環境ツーリズム学部 3年
兵庫県神戸市出身、大学進学を機に長野県上田市に来ました。小学生の頃から9年間書道をしていました。最近の趣味は、温泉を巡ることです。大学では、食と観光の関係を研究しており、ご当地グルメなどに興味があります。


タテシナソンに参加した感想

長野大学 環境ツーリズム学部 3年 竹花日和

1.タテシナソンを知ったきっかけ

私がタテシナソンに参加したのは大学1年生の時、第3回のタテシナソンです。同じ大学の先輩に「とても面白いイベントがあるから、絶対に参加した方がいいよ!」と誘われたのがきっかけでした。

今、この様にタテシナソンのWEBコラムを書いてほしいと依頼され、参加を決めた時のことを思い出しているのですが、自分でも驚くほどに、なぜタテシナソンに参加しようと決意したのか全く分からないのです。覚えていないわけではありません。分からないのです。

兵庫県から引っ越しして来て、半年も経っておらず、立科という地域がどこにあるか、どんな町なのかも分からない。それまでの人生で部活と勉強しかしてこなかった自分にとっては、アイデアソンも、地域活性化のイベントについてもまったく未知の世界でした。よく何も分からないイベントに二つ返事で参加を決意したもんだ、と当時の自分を恐ろしく思います。おそらく、大学に入学して、少し余裕が出てきた時期で何でもいいから動きたかったのだと思います。今、こうして振り返ると当時の自分と、タテシナソンに誘ってくれた先輩には、感謝しかありません。

2.タテシナソンに参加し感じたこと

自分と同世代の人たちはどの様な人がいるのかという興味からくるワクワク感と、参加するからには大賞を取りたいという気持ちで当日を迎えました。参加して最初に感じたのは、自分の能力では、同じチームのメンバーにとって、足手まといになってしまうのではないかということです。周りの学生は、年上ばかりで、大学でも地域活性化やマーケティングについて勉強し、様々なコンペティションにも参加した学生ばかりでした。

当日の28時間は、同じチームのメンバーについていくのに必死でした。高校を卒業してすぐの自分にとって、タテシナソンで出会うものは、全て未知なものばかりでとても刺激的で興奮しっぱなしの28時間でした。自分の同世代には、今は到底、足元にも及ばない賢い人が大勢いるのだと知ることが出来たのは、タテシナソン以後の大学生活を送る上で、大きな財産になると思います。

3.タテシナソンに参加して今(大学3年)思う事。

初めてタテシナソンに参加した時は、自分の事で精一杯で周りの環境について考える余裕はありませんでしたが、初めて参加したタテシナソンから2年経ち、タテシナソンというイベントの完成度の高さ、地域が本当に悩み課題として抱えていることがお題として出てくる面白さ、プロチームが参戦し、力の差を見せつけられる楽しさ、全ての出来事が計算されたイベントであるということを今になって実感しています。

今では、地域活性化、地方創生を学んでいる学生は、全員タテシナソンに参加すべきではないかと思うほど、素晴らしいイベントであるといえます。同時に、大学に入学し、地域活性化について何も知らない、アイデアソンについて何も知らない状態で初めて参加したイベントがタテシナソンでよかったと思い、世の中に数多くある地域活性化のイベントの中からタテシナソンを選んだ自分の運の良さには驚嘆します。


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